KDDIは5月24日、ジェネレーティブAI（生成AI）を活用したAIチャットサービス「KDDI AI-Chat」を社員1万人が実業務で利用開始したことを明らかにした。これにより社員のAIスキル向上と業務効率化を支援し、安心安全なAIサービスの業務利用とビジネスでの展開を目指す。

同社は、企画業務におけるリサーチやアイデア出し、クリエイティブ業務支援、文書作成支援などでKDDI AI-Chatを利用する。今後は社員によるさまざまなユースケースを検証し、生成系AIを活用したビジネス展開も検討するとのことだ。

また、生成AIの利活用促進に向けて、同社は5月8日から新たな社内体制を構築しているという。部門横断での体制へと変化し、生成AIの取り組みを推進するとしている。なお、KDDI AI-Chatは独自の環境を構築して利用するため、秘匿情報が外部に流出しないことを担保しているようだ。