日立ソリューションズは5月25日、シーメンスが提供するビジネス部門とIT部門が連携してスピーディーにアプリケーション開発を行えるというプラットフォームである「Mendix(メンディックス)」の販売代理店契約を締結し、5月26日に提供開始すると発表した。

  • Mendixの利用イメージ

同社はMendixを使用するローコード開発の技術支援に加え、Lumadaソリューションの実行基盤の1つである「デジタルソリューション創出プラットフォーム」も併せて提供することで、高度な開発から本番稼働、運用までトータルにサポートするとしている。

Mendixは、小規模から大規模までのクラウド・ネイティブ開発に対応し、ドラッグ・アンド・ドロップでの直感的な操作で開発できるというエンタープライズ向け開発プラットフォーム。

開発経験が無い人でもアプリケーションをデザインできるというノーコード開発と、技術者がより高度な開発ができるというローコード開発の機能の共存が特徴といい、ビジネス部門とIT部門がコミュニケーションしながら開発し、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を実現する。

またデジタルソリューション創出プラットフォームは、先進ITソリューション・サービスを採り入れているといい、Mendixで開発したアプリケーションをシームレスに本番稼働できるとのこと。

両者を併せて提供することで、アプリケーション開発からサービス運用・監視までに掛かるユーザー企業負担を軽減するとしている。

提供価格は個別見積であり、Mendixで開発したアプリケーションの利用者数30人の場合における参考価格は年額190万円から。