Microsoftは現地時間2023年5月23日から開催した開発者向けイベント「Microsoft Build 2023」で「Microsoft Dev Box」を7月から一般提供する旨を発表した。Microsoft Dev Boxはクラウドベースのワークステーション=Dev Boxにアクセスし、プロジェクトに応じた開発ツールのインストールやソースコードを展開し、日々の開発作業に生じる負担軽減が目的のクラウドサービスである。Dev BoxコンピューティングはvCPU(仮想CPU)×4、16GiBメモリーで1時間あたり82.55円、8 vCPU、32GiBメモリーは1時間あたり165.082円。Dev Boxストレージは256/512/1024GiB SSDで 1時間あたり8.801円/17.602円/35.07円の費用が発生する(東リージョン、1ドル133.345円で換算したプレビュー版の価格)。
2023年7月から提供開始時はAzure Marketplaceから開発環境イメージを取得し、専用ポータルサイトによる管理、Gitソースコントロールを用いたベースイメージの調整やカスタマイズが可能になる予定だ。また、本日からMicrosoft Visual StudioのキャッシュをDev Boxに組み込み、シングルサインオンやRDP接続時の性能向上、JSONファイルによるストレージ設定機能が利用できる。