DeepLは5月24日、日本語の翻訳結果について敬体(です・ます調)と常体(だ・である調)の切り替えを選択できる機能を追加した。どちらかを翻訳結果に適用することで、ユーザーは日本語での翻訳結果で全体の語調を統一可能に。
DeepL翻訳のWebページでいずれかの外国語から日本語に翻訳し、翻訳結果のウィンドウ右上のドロップダウンメニューから「敬体」「常体」「自動」のいずれかを選択することで訳文の語調を切り替えられる。対象となるのはDeepL Proを契約中のユーザーで、Webやデスクトップアプリ、API(Application Programming Interface)から利用できる。
同機能の利用により変化するのは、語尾だけでなく代名詞、敬語、名詞の接頭辞などだ。現在DeepL翻訳が利用可能な31言語のうち、韓国語を除くほぼ全ての言語からの翻訳に対応する。なお、韓国語にも今後対応予定だ。
同社では類似機能として、フランス語やオランダ語を含む8カ国語を対象に、翻訳時に敬称と親称を切り替える機能を2020年5月から提供している。これらの機能と同様に、翻訳の語調を調整するオプションとして提供する。