Python Software Foundationは現地時間22日、Pythonの次期バージョンPython 3.12.0の最初のベータ版となる「Python 3.12.0 beta 1」のリリース開始を発表した。

広範なコミュニティに向けた機能のテストや改善を目的に提供されるベータ版は7月のbeta4まで予定されており、その後candidate版(2回)を経た10月のfinalまでのリリースがスケジュール(PEP693)されている。

Pythonで多用される()や[]などの内包表記の高速化(PEP709)、Linux perf profilerのサポートなどのパフォーマンス向上やジェネリクス(Generics)を用いるコーディングをスマートにするType Parameter Declarations(PEP 695)など新たな機能は多岐にわたるが、ベータ以降はバグや既存機能の改善に注力するスキームへとユーザーの協力のもと進めていく。ベータ版は公式サイトからダウンロードできる。