パーソナルAI(Artificial Intelligence:人工知能)の開発および実用化を進めるオルツは5月23日、デジタル上で人間の再現を可能にする人格生成プラットフォーム「CLONEdev(クローンデブ)」のアルファ版を発表した。
この技術は、人工意識を生成する「CLONE MODERING ENGINE」を通して、利用者の人格をデジタル上に再現する仕組みだ。利用者のライフログを連携することで、Web操作によってデジタルクローンを生成できる。
同プラットフォームは、オルツのデータ保管システム「alt ID(オルツID)」で保管されるライフログのデータと言語処理や画像生成などの技術を組み合わせて、一人一人の人間の個性を導き出し、その人の意思を汲んだような対話が可能なアウトプットを生成する。
今回発表したアルファ版では、同社CEOである米倉千貴氏、経済学者・データ科学者 成田悠輔氏、アーティスト・シンガーソングライターの静電場 朔氏の3人のクローンを公開する。
CLONEdevは日本語と英語の対話をどちらもサポートする。2023年7月までに一般のユーザーにもクローンの生成機能を提供する予定とのことだ。