日立建機は5月22日、産業用IoTプラットフォームを開発・提供しているアプトポッドに出資すると発表した。出資額は非公表。日立建機はアプトポッドのIoTプラットフォームを活用し、リアルタイム性の高い「デジタルツイン」の構築や、デジタルツインを用いて建設機械の遠隔操作や自動運転を行うシステムの開発などに共同で取り組む。
アプトポッドのIoTプラットフォーム「intdash(イントダッシュ)」は、100ミリ秒~1ミリ秒間隔程度の高頻度で発生するデータを、インターネットを経由して、高速・大容量かつ安定的に伝送することが可能という。
またこの技術を、5Gなどの次世代高速通信と組み合わせることで、建設機械や施工現場から絶え間なく大量に発生するデータを収集、処理しながら、リアルタイム性の高いデジタルツインを構築することができるとのことだ。
日立建機グループは、これまで、電動化建機やICT施工ソリューションの開発などにおいて、異業種を含む世界中のビジネスパートナーと連携してきた。また、ベンチャー・キャピタルが募集するファンドへの出資などを通じて、スタートアップとの連携も強化。今後もオープンイノベーションを積極的に推進していく考えだ。