ARアドバンストテクノロジ(ARI)は5月18日、ChatGPTやAzure OpenAI Serviceを始めとする生成AI(人工知能)を導入・活用するための企業向け支援サービスを開始した。同社がこれまで培った生成AIに関する技術情報や構築ノウハウを生かし、コンサルティングからPoC、実装・導入、運用・保守まで要望に合わせて支援することで、ユーザー企業は必要な支援を取捨選択し、生成AIの利用に関して自社に最適化した提案と情報、技術の提供を受けられるという。

  • LOOGUE FAQとChatGPT連携機能のイメージ

事業活動において生成AIを利用したいと考える企業が多い反面、最新かつ正確で具体的な情報の包括的な取得が難しく、導入推進や運用面でも専門的な人材の不足といった課題が挙がっているという。

同社は、2016年より提供している自社開発のバックオフィス向けAIチャットボット・サービスである「LOOGUE FAQ(ローグ・エフエーキュー)」や、AI自然言語処理を使用した社内ファイル検索サービスである「LOOGUE deepdoc(ローグ・ディープドック)」を通して、自然言語処理技術を蓄積してきたとのこと。

これらのサービス開発で得た技術情報やノウハウおよび、業務自動化支援で培った知見を基に、各生成AIの特徴を生かしながら日々アップデートする最新情報を反映し、企業の個別ニーズに対応できる支援サービスの提供を開始したとしている。

  • サービスの概要

同サービスは、AIサービスの検証選定、AIサービスを利用した概念実証(PoC)支援、大規模言語モデル(LLM)やAIサービスの組み込み開発、同社開発サービスの提供、自動化製品・サービスと連携した業務自動化支援、AIサービス組み込み後の運用・保守の各ステージに分れており、どのステージからでも導入可能とのこと。

対応するAIサービスは、現時点ではOpenAI ChatGPT(API)およびAzure OpenAI Serviceであり、今後随時追加予定としている。