Appleは5月16日(米国時間)、「App Store stopped more than $2 billion in fraudulent transactions in 2022 - Apple」において、2022年にApp Storeで20億ドル以上の潜在的に不正な取引を防止し、App Storeのプライバシー、セキュリティ、コンテンツに関する高い基準を満たさない約170万件のアプリ提出を拒否したと伝えた。

  • App Store stopped more than $2 billion in fraudulent transactions in 2022 - Apple

    App Store stopped more than $2 billion in fraudulent transactions in 2022 - Apple

Appleがアカウント詐欺を防止するため、継続的に取り組んでいる。不正行為の可能性があると判断された42万8,000のデベロッパアカウントが停止され、2億8,200万の不正な顧客アカウントが無効化された。不正行為の疑いがあるとして、1億500万のデベロッパアカウントの作成をブロックしたことも発表している。

昨年は、約170万のアプリがさまざまな理由でApp Storeから却下されている。これらのアプリには詐欺やプライバシーに関する懸念などが含まれている。ユーザーの認証情報を盗む可能性のある悪意のあるコードを使用したアプリ、他のアプリに変身する機能を持つアプリなど、悪意のあるアプリが摘発されている。さらにスパム、模倣品、誤解を招くもの、隠し機能や文書化されていない機能を含むアプリ、個人データを勝手に収集するアプリなども却下されている。

App Store内のレーティングやレビューに関しても調査が行われている。評価とレビューはApp Storeの重要な機能の一つとされており、1億4,700万件以上の不正な評価とレビューを検出し削除したと述べている。

Appleは安全な決済技術を構築するために多額の投資を行っているとし、クレジットカードの不正利用に対しても厳重に対処していると説明している。2022年のApp Storeでの不正取引に関しては過去最高の20億ドルのクレジットカード詐欺を阻止し、71万4,000の不正アカウントの取引を禁止したと報告している。