現地時間16日、JavaScript高速実行環境「Bun」の最新版となるv0.6.0がリリースされたことを公式サイトが発表した。
v0.6.0では、複数ファイルをまとめて出力するBun BundlerとMinifierをベータ実装するビルドコマンドbun build/Bun.build()を搭載し、Bun環境を必要としない実行可能ファイルを出力できるようになる。公式ブログにはいくつかの環境との比較を行っているが特定の環境でWebpack5の200倍近くの高速化を記すベンチマークも掲載している。ほかLinux上でのwriteFile()の最大20%高速化、bun testでの時間計測機能など改善や修正を実施している。開発者のJarred Summer氏は、Bun Bundlerはより大きなプロジェクトへの入り口であり、今後数カ月以内に、バンドラー、HTTPサーバー、ファイルシステムルーターを1つに結合するスーパー API"Bun.App"を発表する予定であることを明かしている。