エン・ジャパンが運営するエン転職は5月16日、同サイトのユーザーを対象に実施した「ビジネスマナー」についてのアンケート結果を発表した。有効回答数は8,042名。
「仕事を円滑に進める上でビジネスマナーが必要だと思いますか? 」と聞くと98%が「必要」と回答、年代別での大きな差は見られなかった。
仕事を円滑に進める上でビジネスマナーが「必要」「どちらかと言えば必要」と回答した人に、重要だと思うビジネスマナーを聞くと、上位は「言葉遣い(敬語)」83%、「挨拶」81%、「報告・連絡・相談」73%だった。
「言葉遣い(敬語)」と回答した人の理由としては、「上座下座や名刺交換などは必要になった時に調べて乗り切ることができるが、言葉遣いや挨拶は日常から気を付けていないとその人の癖が出てしまうと思うから」「会話(対話)が1番のコミュニケーションツールであると考えており、言葉が1番その人を表すものであると思っているため」といった回答が寄せられた。
「挨拶」と回答した人からは「挨拶や感謝の言葉を伝えるなどができなければ、お互いが疎遠になりミスコミュニケーションが起きやすくなるため」「挨拶でその人となりが判断される割合が非常に大きいから」「挨拶はファーストコンタクトのため相手の印象に強く残り、先の仕事にも影響するから」といった声が寄せられている。
社会人経験3年目までの人に、出社制限やテレワークが増えたコロナ禍で、習得が難しかったり、あまり身につけられなかったりしたと感じるマナーは、「会食・宴席」(36%)、「社外訪問(受付・コート着脱他)」(32%)、「来客対応(案内・お茶出し他)」(30%)がトップ3となった。
また、ビジネスマナーの習得方法については57%が「上司・先輩から教わった」と回答した一方、「特に教わったことはない」と回答した人も18%見られた。20代・30代では、「インターネット(YouTube他)」と回答した人も約2割と、ビジネスマナーの習得の方法にも広がりが見られる結果となっている。