JTBは5月16日、JTB Webマガジン会員の自治体・DMO・観光協会等に所属している人を対象に実施した「観光振興におけるDX推進の取り組みに関するアンケート」の結果を公開した。

  • 情報発信に関する取り組み状況

    情報発信に関する取り組み状況

このレポートは、2月13日~2月20日(1回目)、2月24日~3月3日(2回目)に自治体・DMO・観光協会に所属しているJTB Webマガジン会員を対象に実施した「地域観光振興におけるDX推進の取り組みに関するアンケート」調査の結果に基づく。

情報発信に関する取り組み状況については、「Webサイトの運用」が85%で最多となり、次いで「YouTubeの運用」が66%、「雑誌広告、雑誌記事の利用」が60%となった。また、興味関心のある取り組みでは、「TikTokの運用」と「GoogleMyBusiness(Googleビジネスプロフィール)の運用」がいずれも43%と、興味はあってもまだ取り組めていない情報発信手段として高くなっている。

マーケティング調査や分析に関して最も高かったのは「アンケートなどの定量調査」の67%。次いで「Webサイト分析」が40%、「SNS分析」が36%と続いた。興味関心のある取り組みでは、「GoogleMyBusiness(Googleビジネスプロフィール)の運用」が56%で最多となり、「グループインタビューなどの定性調査」が47%、「SNS分析」が45%と続いた。

  • マーケティング調査や分析

    マーケティング調査や分析

その他の項目に関しては、「業務のデジタル化(BPR)」が39%で最も高く、次いで「顧客との関係構築(CRM)」が23%となった。興味関心のある取り組みでは、「マーケティングオートメーション(MA)」が47%、「顧客との関係構築(CRM)」が44%、「業務管理、営業活動管理(SFA)」が40%と3項目が4割台で拮抗している。

  • その他の項目

    その他の項目

興味関心がない、または中止した取り組みでは、「アプリ開発」が28%と高く、次いで、「マーケティングオートメーション(MA)」が23%と、全体的に興味関心はあるもののまだ取り組めていない項目が多い。DX推進、デジタル推進についての課題は「費用」が71.6%と最も高く、以下「自組織・人材のITリテラシー」が57.4%、「時間・人不足」が45.8%と続いた。

  • DX推進、デジタル推進についての課題

    DX推進、デジタル推進についての課題