サテライトオフィスは5月16日、対話型AI「ChatGPT」の法人活用に向けて導入支援をスタートさせたことを発表した。ChatGPT を企業内で利用する場合、セキュリティの強化が必要となることから、導入支援とともに、関連ソリューションを提供する。
第1弾として、ChatGPTに機密情報などを学習されないよう制限をかけて、Google Chat /Teams/LINE WORKSなどから相談・質問できる「社内チャット連携AI相談機能」を提供開始するとともに、新たに「サテライト.AI」ブランドを立ち上げる。
「社内チャット連携AI相談機能」では、新しいアプリケーションを立ち上げることなく、日々使っている、企業チャットからChatGPT を利用することを実現。チャットの場合は、チャットグループにChatGPT チャットボットを参加させることで、ディスカッション中にアイデアや情報をもらえ、チャットグループで情報シェアが可能となるという。
また、法人向けシステムのため、機密情報や個人情報をAI側に取り込ませないようにすることが可能であり、禁止キーワードを管理者が指定することで、不要な情報をやり取りさせないようにすることもできるという。個人情報や機密情報をどうしても利用しなければならない場合は、マスキング機能により、ChatGPT には、別単語にしてパスし、受取文字時点で、復号化して表示することも可能。
対応チャットは、Google Workspace(Google Chat)、Microsoft365(Teams)、LINE WORKS(トーク)、Slack、ChatWork(チャットワーク)が展開されており、提供価格は100名まで、1アプリケーションにつき月額1,000円(税別)となっている。
今後は、第2弾として「Chromeブラウザの拡張機能でブラウザ上ChatGPT(チャットGPT)に相談できる機能」、第3弾として「Gmail /OutlookでChatGPTを利用できる機能」を開発する予定。