サーバーワークスは5月15日、開発チームと運用チームが連携しシステムの開発と改善を迅速かつ継続的に行うDevOps開発手法をAWS上で展開するための導入支援サービスを開始することを発表した。

DevOps導入支援サービス(公式Webサイト)

DevOps導入支援サービス(公式Webサイト)

DevOpsは、新システムの実装を目指す開発チーム(Development)とシステムの安定を望む運用チーム(Operations)という対立しやすい2つのチームが互いに協力し、効率的かつスピーディにシステム開発と改善を継続的に行う開発手法。変化の激しい市場に柔軟に対応する開発法として多くの企業で採用されているが、導入し効果を上げるためには、単に手法や部門の人員配置変更に留まらず開発に対する企業文化や組織体制そのものの改革が必要になる。

サーバーワークスはAWSプレミアティア サービスパートナーとしての知見を活かし、DevOpsを実現するため最適なAWS環境の構築をクライアント企業の開発文化や組織体制を考慮に入れた形でその効果を実感できるよう支援を行う。メニューには、DevOps導入に欠かせない要素であるソフトウェアテストからデプロイまでを自動化し、迅速かつ安定したリリースを継続的に行う「CI/CD(Continuous Integration / Continuous Delivery)パイプライン」の構築や、システム運用に最適なインフラ構成をコード化し構築と管理を自動化する「Infrastructure as Code」の導入も含まれる。

また、DevOpsと親和性が高いといわれるアジャイル開発の導入支援サービスも提供、同社考案のクラウドベンダー式アジャイル開発の提案を行う。DevOps導入効果を継続するため、AWS活用に必要なトレーニングを実施しシステムの内製化やDevOps文化の浸透支援も行う。同社は既に横河電機や三菱電機で導入支援に成功しており、それらの実績を生かし今回のサービス提供となった。サービスの費用、支援の詳細等は要問合せとなる。