Epic Gamesは5月11日(米国時間)、Unreal Engine 5のアップデート「Unreal Engine 5.2」をリリースした。
同バージョンからMac用がユニバーサル・アプリになった。これまでM1シリーズやM2シリーズのSoC(システムオンチップ)を搭載したMacでは、Rosseta 2を使ってIntel Mac用のアプリをApple Siliconで動くように変換していた。Apple Siliconのネイティブサポートが追加されたことで、Apple Silicon Macでのパフォーマンスと効率性が大きく向上する。
Unreal Engine 5.2は以下のような新機能と追加機能を提供し、5.0/5.1のツールセットをさらに拡張するとともに、次世代のリアルタイム3Dコンテンツおよび体験の制作を支援する。
- プロシージャル・コンテンツ生成(PCG)フレームワークの早期版。
- オブジェクトのルック&フィールをより細かく制御できるマテリアルの作成やリニアコンテンツの作成に使用できるSubstrateの導入。
- ML(機械学習)デフォーマの新サンプル。
- SMPTE 2110の統合やバーチャルカメラの改善などバーチャルプロダクションの強化。近日中に、デスクトップのICVFXエディタと連携するICVFXステージオペレーション用のiPadアプリをリリースする予定。