オージス総研は5月9日、リスキリング支援のための人材育成研修プログラムを提供開始することを発表した。同社がこれまで培った行動観察コンサルティングや新価値創造のプロジェクトに関する技術やノウハウ、専門知識を活用して人事研修コンサルティングを展開する。
DX(デジタルトランスフォーメーション)などへの対応において、リスキリングを進める上で新たなスキルの学習を行うための素養として、学習者に必要な意識や姿勢、行動の源となるマインドが重要となる。経済産業省は2022年にデジタルスキル標準の取りまとめの中で、DXリテラシー標準を策定し、全体像の中での学びの指針として「マインド・スタンス」を取り上げた。
同社が今回提供を開始する人材育成研修プログラムでは、このマインド・スタンスの育成を支援するための教育プランを整理した。新たな挑戦やイノベーティブな人材に必要なマインドセットの醸成と、IT技術を手段と捉えて新たな価値提供を目的としたDX企画力の育成を目的としている。
マインドセット研修は1日間の集合研修で実施し、未知の場に飛び出し発想を広げて前向きにリスキリングに取り組み続けるための思いや哲学を、多くのワークと講義により理解を促す。
また、デザイン思考の研修では講義を中心に簡単な演習なども提供し、初学者でもデザイン思考の考え方を理解できる内容を目指したという。講義は1日間で、集合研修とオンライン研修のどちらにも対応する。
DX人材育成研修では、2日間のグループワークを通して、デザイン思考の実践における一連の流れやポイントについて学ぶ。デザイン思考の概論をさらに実務に生かすための、実践的な体験が可能。集合研修とオンライン研修のどちらも可能。