Vercel, Inc.(旧Zeit)が開発を推進するReactベースのWebフレームワークNext.jsの最新版「Next. 13.4」がリリースされたことを公式ブログが現地時間5日、発表した。ソースコードはGitHubに、チュートリアルは公式サイトに設置してある。

サーバーサイドでのレンダリングに加え、煩雑な設定なしでディレクトリとWebページの自動ルーティング機能やコードを保存するだけでブラウザを更新せずにコンテンツが表示される便利なFastRefreshなど、Reactを拡張する便利なフレームワークNext.js。昨年10月のNext.js 13リリース時に、一部ベータとして発表された機能が安定版(Stable)となり"App Router"(appディレクトリ)として実装。複雑なレイアウトをシンプルに配置できる枠組みやapp以下のディレクトリはデフォルトでサーバサイド、'useclient';ディレクティブでクライアントサイドでのレンダリングへと効率的に処理を分かつ、新たなアーキテクチャを提供する。また高速化を図るモジュラーバンドラーWebpackの後継となるRustベースのTurbopackをBeta実装している。

  • 「Next.js 13.4」デフォルトのlocalhost:3000(page.js)

    「Next.js 13.4」デフォルトのlocalhost:3000(page.js)

  • appディレクトリ(Windowsのローカル設置)appディレクトリ(Windowsのローカル設置)

    appディレクトリ(Windowsのローカル設置)