独SAPと米IBMは(ドイツ時間5月3日)、SAP製品にIBM Watsonを組み込んで、AI主導のインサイトを提供して自動化を推進すると発表した。

SAPは、IBM Watsonの機能を利用して、SAPのクラウド・ソリューションの一元的なエントリーポイントを提供するSAP Startのデジタル・アシスタントを強化する。

SAP Startでは、SAPおよびSAP S/4HANA Cloudのクラウド・ソリューションで提供しているアプリを検索して起動し、インタラクティブに操作することが可能。

SAP Startの新しいAI機能は、IBM Watson AIソリューションを活用して、自然言語機能と予測的洞察においてユーザーの生産性を高めることを目的としている。

SAP Startの新機能は、SAPソリューション全体で利用でき、管理職や一般社員のさまざまな質問への回答を支援する。

両社は今後、SAPのミッションクリティカルなアプリケーション・スイートに一貫した継続的な学習と自動化を提供するため、生成AIと大規模言語モデルについて協力する。