NTTデータビジネスシステムズは5月8日、戸越銀座エリアマネジメントと共同で、AR（拡張現実）技術を用いた実証実験を実施したことを発表した。

  • スマートフォン上の風景にリアルタイムに表示される店舗情報

    スマートフォン上の風景にリアルタイムに表示される店舗情報

3月20日、23日、28日の3日間にで行われた実証実験では、東京都品川区の戸越銀座商店街（約1.3km）にてAR＋GPSデータ＋店舗データを組み合わせ、リアル店舗における新たな購買体験の有効性の確認、課題の抽出を行った。

その結果、ARの精度にはまだ課題が残るものの、各店舗の詳細情報をARとして表示でき、店舗情報をより簡単に取得すること／購買体験が一層充実することが期待できるという。

今後はARの精度をより向上させるためにさまざまな課題に取り組み、技術の向上を目指すとともに、引き続き新たなコンテンツにより新たな購買体験を提供することで、顧客の利便性や満足度向上、小売業界へは集客／回遊性の向上やデータ収集・分析を行い各種マーケティング施策に活用してもらえるよう検討を進めていくという。