カカクコムは5月8日、レストラン検索・予約サイト「食べログ」について、米OpenAIの対話型AI「ChatGPT」向け機能拡張ツール(ChatGPTプラグイン)の提供を開始することを発表した。ChatGPTでこのプラグインを有効にすることにより、食べログでネット予約が可能な店舗の空席情報を指定した条件に合わせて検索できるようになる。
OpenAIはChatGPTの機能拡張ツールとして、ChatGPTプラグインを2023年3月23日から公開している。同社は今回、食べログにおけるテクノロジー活用の新しい取り組みとして、ChatGPTプラグインの提供開始に至った。
同プラグインにより、食べログ掲載店舗のネット予約在庫情報をChatGPTに連携可能となったことで、ユーザーがChatGPTを使って飲食店の最新の空席情報を検索できるようになった。
プラグインを有効にしたユーザーは、ChatGPTに対して希望のエリアや料理ジャンル、予約したい日時や人数といった条件を指定することで、食べログに掲載される飲食店の中から、ネット予約の空席がある店舗を条件に合わせて探せるようになっている。さらに、ChatGPTの検索結果から食べログに移動してネット予約を完了できるという。
なお、現在OpenAIはChatGPTプラグインをアルファ版として提供しており、まずは対象となるユーザーを限定して公開中。ユーザーがプラグインの利用を希望する場合はウェイティングリストへの登録が可能だ。