Microsoftのブラウザ「Microsoft Edge」はAIツール「Bing AI」が搭載されるなど、さまざまな開発が行われている。そこで本稿では、「Microsoft Edge」を使いこなすうえで、知られていないけど便利な機能を紹介する。

拡張機能を使う

Microsoft Edgeは、Chromiumベースのアプリケーションとして、Microsoft StoreおよびChrome ウェブストア から拡張機能を追加できる。上部のツールバーにあるパズルのアイコンから選べる[拡張機能の管理]で、拡張機能を管理できる。

  • [拡張機能の管理]の画面

Microsoft Storeから拡張機能を追加したい場合は、左側のメニューから[Microsoft Edge の拡張機能を検出する]を選択すればよい。Edge アドオンのトップ画面が表示される。

Chrome ウェブストア から拡張機能をインストールするには、[他のストアからの拡張機能を許可します]の横にあるスイッチをオンにし、[許可] をクリックする必要がある。これにより、 Chrome ウェブストアから拡張機能を入手できるようになる。

Webサイトをアプリに変える

Microsoft EdgeによってWeb イトをアプリに変換することで、Webサイトを簡単に管理できるようになる。例えば、アプリにすることで、サイトをデスクトップまたは [スタート] メニューにピン留めすることが可能になる。

これを行うには、アプリにしたいサイトを開いて、上部のツールバーの「…」から[アプリ]-[このサイトをアプリとしてインストールする]を選択する。インストール時に、[タスクバーにピン留めする]、[スタートにピン留めする]、[デスクトップにショートカットを作成する]、[デバイスログイン時の自動開始]というメニューを選択できる。

これにより、[スタート]メニュー、Windowsタスクバー、デスクトップから起動することが可能になる。

垂直タブを使う

Microsoft Edgeでは、垂直タブに切り替えて整理された状態を保ち、画面の詳細を表示し、画面の横からタブを管理することができる。垂直タブを有効にすると、左サイドバーに「タブ」が縦に並ぶ。ワイドディスプレイを使っている時に便利な機能と言える。

垂直タブを設定するには、[新しいタブ]の上で右クリックをして表示されるメニューから、 [垂直タブをオンにする]を選択すればよい。垂直タブをやめたい場合は、タブの上で右クリックをして表示されるメニューから、 [垂直タブをオフにする]を選択すればよい。

  • 垂直タブが有効な状態

タブをスリープにしてリソースを有効活用する

Microsoft Edgeに限らず、Webブラウザでタブを開きすぎると、動作が遅くなる可能性がある。そこで、スリープ タブを有効にすると、一定時間表示されないページをスリープ状態にして、メモリとCPUの使用率を抑えることができる。

スリープタブを有効にするには、[設定] - [システムとパフォーマンス] のページで、 [パフォーマンスの最適化] で、[スリープタブでリソースを保存する] を [オン] にする。

タブがスリープ状態になるまでの時間は変更可能であり、30秒から12時間まで選択可能だ。スリープ状態のタブをクリックすると、フェードが解除される。

WebページとPDFファイルを読んでもらう

Edgeには、WebページとPDFファイルを音声で読む機能がある。この機能を起動する方法はいくつかある。最も手っ取り早いのは、右クリックのメニューから［音声で読み上げる］を選ぶことだろう。

［音声で読み上げる］を有効にすると、上部に専用のツールバーが表示される。ここから、読み上げ機能を停止したり、音声の大きさを調整したりできる。

加えて、読み上げる声は日本語に始まり、さまざまな言語が用意されているが、日本語はAyumi、Haruka、Ichiro、Sayaka、Nanamiの5種類から選べる。好みの音声を選ぶとよいだろう。