Appleは5月1日、iOS、iPadOS、macOSを対象とした「緊急セキュリティ対応 (Rapid Security Response)」のアップデートを初めて配信した。同社は、「重要なセキュリティ修正が含まれる」として、すべてのユーザーにアップデートするよう呼びかけている。

  • iPhoneに配布された緊急セキュリティ対応

緊急セキュリティ対応は、ソフトウェアアップデートよりも迅速な対応が求められる場合、セキュリティに関わるアップデートを適用できる機能だ。

Kasperskyの公式ブログによると、「緊急セキュリティ対応」には、SafariやWebKitフレームワークスタック、その他の重要なシステムライブラリの機能を向上させることなどが含まれているという。

緊急セキュリティ対応を受信するには、以下の対応したバージョンを利用している必要がある。対応しているバージョンでは、初期設定で「緊急セキュリティ対応」が自動的に適用されるようになっている。

  • iOS 16.4.1以降
  • iPadOS 16.4.1以降
  • macOS Ventura 13.3.1以降

iOSとiPadOSにおいては、[設定]-[一般]とCentくして、[ソフトウェアアップデート]の[セキュリティ対応とシステムファイル]がオンになっていれば、自動適用が有効になっている。