デロイト トーマツ グループは4月28日、生成AI(Generative AI)の構築や活用支援を行うコンサルティングサービスを提供することを発表した。
同サービスは、企業のリーダーが生成AI戦略を策定し、破壊的な新技術を用いて革新的なAIのアプリケーションを作成する際に必要となるサービス、AI人材、業界経験を組み合わせて提供される。
その中核となるのは、同社のAI専門家によるジェネレイティブAIインキュベーターというオファリングチーム。同チームは、基盤モデルのトレーニングとチューニングを行うデータサイエンティスト、生成AIのパイロットプログラムの開発やクライアント企業の業務システムへの組み込みを行うエンジニア、生成AIを用いたビジネスプロセスの刷新やサービス開発を担うコンサルタントによって構成されている。
同チームはAIテック企業やAIスタートアップ、さらには学術研究機関とも連携し、クライアント企業独自の基盤モデルの開発までカバーしていく。
同サービスは、デロイトの各国のAI研究組織のネットワークであるDeloitte AI Instituteによる研究成果を生かして提供される。Deloitte AI Instituteは、AIにまつわる国内外の様々な学術組織・団体や専門家とも連携し、またグローバル規模でのマーケットリサーチを通じて、信頼されるAIの開発と発展を支援している。
また、同社のAI関連のオファリング・ソリューションは、Deloitte AI Institute による「グローバルAI活用度調査」や「業界別AI活用のすゝめ」などの各種レポートで概説されている今後のAI活用に関する組織のベストプラクティスや適用のビジョンを踏まえているという。