アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)は4月20日・21日、年次イベント「AWS Summit Tokyo」を開催した。初日の基調講演のテーマは「今踏み出す、変革への一歩」。
基調講演には、初代デジタル大臣を務めた平井卓也氏が登壇した。同氏はガバメントクラウドについて、次のように語った。
「国のシステムをクラウドベースに変えていく壮大な計画であり、デジタル庁にとって大きなヤマ。可能な限り、共通化を行い、国全体のアーキテクチャを作り替える。25年をめどに、クラウド環境を整え、セキュリティレベルとアプリケーションレベルの自由度を上げ、サービスを自由に増やせるようにする」
また、平井氏は国のデジタル化の次の一手について、「AIに振り回されずに、人間が主体性を持って生きていけるかが大事。社会問題を解決するスタートアップがたくさん出てきたので、応援していかなければいけない。Web3プロジェクトは日本が世界の中で一番あり、デジタル経済圏で日本はやっと主導権がとれた。成長力と競争力を取り戻すために、新しい資本主義に取り組んでいく必要がある。それには、リスクを含めた上でテクノロジーについて理解しておかなければならない。ぜひ、エンジニアの参画を期待したい」とも語っていた。