NTTレゾナントとキーサイト・テクノロジーは4月27日、ソフトウェアの品質保証におけるテスト自動化の利便性向上を目指して協業を開始したことを明らかにした。協業の第一弾として、NTTレゾナントがキーサイト・テクノロジーの「Eggplant Test(エッグプラントテスト)」の販売に関するパートナー契約を締結している。

NTTレゾナントはEggplant Testを使ったテストソリューションサービスの提供を開始する。膨大なテストケースをAI(Artificial Intelligence:人工知能)で自動生成するため、効率化と網羅率向上が見込め、品質保証をサポートする。

  • 連携の概要

    連携の概要

両社の技術連携により、AIを活用したテスト自動化プラットフォームであるEggplant Testと、スマートフォンおよびタブレット端末の動作検証をクラウド上で行う「Remote TestKit(リモートテストキット)」が接続連携する。

これまでは両ツール接続において不明点があった場合に両社への問い合わせが必要だったが、今後は窓口が一本化され、連携提案からテスト実行までワンストップでの提供が可能になるとしており、テスト自動化における環境構築が簡易化され利便性が向上するという。

両社は品質保証のためのテスト工程を自動化し、ソフトウェア開発者の生産性向上を支援する。また、運用中サービスのチェックを継続的に行えるなど、高品質なプロダクト提供が行える環境の構築にも寄与するとしている。