ギブリーは4月25日、企業独自のChatGPT環境を構築する「法人GAI」について、エンタープライズプランである「『X-GAI』開発支援サービス」の提供を開始することを発表した。なお、同社は「法人GPT」の名称を「法人GAI(法人GAI Powered by GPT-4)」に、「X-GPT」を「X-GAI(X-GAI Powered by GPT-4)」に変更している。
法人GAIは、OpenAIが提供するAPI(Application Programming Interface)と連携し、法人内でAIチャットボット「ChatGPT」を活用できるサービス。従業員はログインするだけで自社専用環境でChatGPTの利用を開始でき、個人でのOpenAIのアカウント取得は不要。
X-GAIは法人GAIのエンタープライズプランであり、企業独自の環境を構築することで情報漏えいの対策が期待できる。社内情報を追加学習(ファインチューニング)させることで、自社で保有するデータに基づく正確な回答が期待できるという。
自社独自のX-GAIを開発することで、社内専用のAI(Artificial Intelligence:人工知能)アシスタントを提供できるようになる。さらに同社は、従業員がChatGPTを適切に活用するための研修や経営者向けのコンサルティングにも対応するとしている。
「X-GAI」開発支援サービスでは、自社独自のユーザーインタフェースのカスタマイズや、よく使われるプロンプト設計サポート、業務への落とし込みやワークフローへの組み込みを支援する。
その他、自社で保有するデータベースを追加学習し新しいタスクにも対応するモデルの生成により、社内独自のAIアシスタントを提供するパッケージも手掛ける。