FLARE SYSTEMSは4月25日、インターネットに接続するだけでローカル5G(第5世代移動通信システム)の実証が可能となる小型実証機(幅130×高さ189×奥行357ミリメートル、6.2キログラム)の提供を開始することを発表した。

同機はローカル5Gの通信に必要な機能とアプリケーション機能を一つの筐体に集約しており、電源(AC 100V)およびインターネットへ接続するだけで、ローカル5Gの無線通信を利用できるようになる。

  • 実証機、前面のロゴは要望に応じてカスタマイズ可能

    実証機、前面のロゴは要望に応じてカスタマイズ可能

今回発売する実証機は、3月31日に発表された移動・自律運用可能な通信ソリューションの共同開発を受けて、屋内用小型機として市場展開するものだ。また、さらに、1W×4ポートの出力により、実際のフィールドにおいて同システムとローカル5G端末の間が1キロメートルの距離で通信できることを実証している。

なお、新たな機能追加や性能向上においても、ソフトウェア実装であるローカル5G実証機の特徴を生かして、ソフトウェアのアップデートにより迅速に最新の通信プロトコルへ対応可能とのことだ。

  • 実証機の構成と装置

    実証機の構成と装置