東芝デジタルソリューションズは4月25日、東芝独自のAI画像検査技術と、キーエンス製の画像処理システムXG-Xシリーズ(XG-X)を組み合わせたハイブリッド方式による外観検査の自動化を実現すると発表した。

東芝デジタルソリューションズが提供する「Meister Apps AI画像自動検査パッケージ」で作成する良品モデルを用いたXG-Xの判定フローを整備したことにより、多くの製造現場で導入されているキーエンスのXG-Xを組み合わせて活用できるようになった。

具体的には、良品画像を収集し、同パッケージで学習を行うだけで、欠陥検知に必要な判定閾値を自動で定義できる。そのため、不良画像の分析が不要になり、専門知識が無くても検査の設定が行えるようになる。

  • 不良画像の分析が一切不要

    不良画像の分析が一切不要

また、作成した良品モデルをXG-Xの判定フローに登録することで、品種に合わせたXG-Xの検査設定項目(検査領域、濃淡閾値、マスク処理など)が減り、作業工数を削減することができるとのこと。

  • 検査設定の工数を削減

    検査設定の工数を削減

同社は今後もさまざまな画像処理システムとの連携を進める計画だ。