警察庁と金融庁は4月24日、インターネットバンキングに関する不正送金の被害が、今年2月から急増しているとして、注意を喚起した。

不正送金の被害は、昨年8月下旬から9月にかけて急増して以来、一旦、被害が減少傾向となったが、今年2月の発生件数は111件、被害額は約2億6,800 万円、3月の発生件数は381件、被害額は約5億300万円、4月1日から14日までの発生件数は120件、被害額は約1億8,800万円となっているという。

  • 不正送金発生状況(令和5年4月14日現在) 引用:警察庁

被害の多くはフィッシングによるものと指摘されている。具体的には、金融機関(銀行)を装ったフィッシングサイト(偽のログインサイト)へ誘導するメールが多数確認されているとのこと。

両庁はこのようなメールやSMSに記載されたリンクからアクセスしたサイトに IDおよびワンタイムパスワード・乱数表等のパスワードを入力しないよう、呼びかけている。

小誌でも、フィッシング対策協議会からの注意喚起をお伝えしているが、今年2月から4月にかけて、インターネットバンキングに関する以下の注意が出ている。