タイムクラウドは4月24日、仕事に就いている男女551人(男性377人、女性174人)を対象に「生産性に対する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
「仕事をしていて『生産性が低い』と感じる瞬間はありますか?」と聞いた質問で、「よくある」と回答した人は18.7%、「たまにある」と回答した人は50.3%と、 ビジネスパーソンの約7割が仕事中に生産性が低いと感じた経験があることが分かった。
生産性が低いと最も感じる業務は「会議」(40.1%)だった。2位以降は、上から「資料作成(36.5%)」、「その他(35.4%)」、「連絡のやりとり(35.1%)」と続いている。
また、「あなたの勤め先において、生産性向上を阻む課題は何だと思いますか?」と聞いた質問では、「組織の生産性の意識が低い」という回答が最も多く30.9%となった。
これ以外に「組織内のコミュニケーション不足」といった声も多く、 個人よりも組織全体の課題と捉えている人が多いことが判明している。加えて、労働時間内での業務量が適切でないことや業務の処理方法がアナログであることなども、生産性向上を阻む課題となっていることが浮き彫りとなっている。
一方で74.9%が「自身の仕事の生産性を高める必要性を感じている」と回答しているにもかかわらず、実際に講じることができている人は約半数ほどとなっている。この結果について、同社は、課題背景の多くが「組織課題」であることもあり、課題を感じながらも対策を講じることができない現状がとの見方を示している。