提供開始

SCSKは4月21日、顧客のオンプレミス環境からアマゾンウェブサービス(AWS)への移行を支援するサービス「AWS IT トランス フォーメーションパッケージ for MCP SCSK版」の提供を開始したことを発表した。

  • 移行までの各フェーズで提供するサービス

    移行までの各フェーズで提供するサービス

「AWS IT トランスフォーメーションパッケージ 2023 ファミリー」(ITX 2023)は、AWSが日本で展開する「AWS IT トランスフォーメーションパッケージ 2023 ファミリー」(ITX 2023)の1つである「ITX 2023 for MCP Partner」に準拠したサービス。

ITX 2023に準拠する形でAWSのソリューションとSCSKのサービスを最適に配置したパッ ケージで、AWSへの円滑な移行を支援するものだ。

同サービスに加え、SCSKが有する顧客の業務に関する専門知識、移行およびモダナイゼーションツール、教育などの各種サービスも組み合わせ、AWSへの移行全体を支援する。なお、顧客の状況に応じて必要なサービスのみ選択することも可能だという。

移行までの各フェーズで提供するサービスとして、「評価フェーズ」はAWSの「Business Case Partner Program」の認定を受けているSCSKが、複雑なDB構成を含むレガシーな業務システムの現状を顧客とともに把握し、クラウド化の評価を迅速に行う。現行のオンプレミス環境の「現状調査」、クラウド移行時の「TCO 評価」や「IT人材の注力分野へのシフト」について試算および評価、環境負荷を抑制する取り組みとして脱炭素の試算を行う。

「準備フェーズ」は移行対象や移行方法などの具体的な計画立案から、並行して進める必要がある「顧客内でのCCoEの立ち上げ」、社内のクラウド利用におけるルールの整備なども実施する。同フェーズでは対象システムごとに、クラウドネイティブ化の実現性についても検討可能だという。

「移行フェーズ」では計画に基づいた AWS への移行を実施する。現行システムに対する変更の最小化や業務停止時間の最小化を目指すとともに、パイロット移行を踏まえ安全・確実なAWSへの移行を実現するとしている。