フォーティネットジャパンは4月17日、FortiOS 7.4を含む新製品と拡張機能について発表した。これらにより、セキュリティ ファブリック全体に対し、リアルタイムレスポンスと自動化の機能が追加された。
今回発表された新製品と拡張機能は、「エンドポイントセキュリティと早期対応」「SOC自動化と拡張」「AIを活用した脅威インテリジェンス」「アイデンティティとアクセス」「アプリケーションセキュリティ」という主要分野により構成されている。
例えば、新製品であるFortiNDR Cloud(日本では2023年下半期予定)は、ネットワークデータの365日間の保持、可視化、組み込みのプレイブック、ネットワーク上の異常な振る舞いや悪意のある振る舞いを検知する脅威ハンティング機能を提供する。
また、FortiReconはFortiGuard Labsの脅威エキスパートによってサポートされており、外部に公開されたアセット、漏洩したデータ、ランサムウェア攻撃に関する情報など、サプライチェーンベンダーやパートナーに関連する重大なリスクに対して、強化されたプロアクティブな脅威インテリジェンスを提供するようになった。
加えて、FortiAnalyzerは、MITRE ATT&CKのユースケースにマッピングできる新しい直感的なルールエディターを用いて、さまざまなタイプのログソース間でより洗練されたイベント相関を実現する。FortiSOARは、機械学習によるインラインプレイブックの推奨、OTセキュリティ機能とプレイブック、独自のノーコード/ローコードプレイブック作成の拡張機能を提供するようになった。