AlbaLinkは4月14日、入社1年以内に会社を辞めた経験がある333人を対象に実施した「会社を辞めた理由に関する意識調査」の結果を発表した。
「辞めた理由」を聞いたところ、1位は「人間関係が悪い」だった。2位以降は、上から順に「仕事内容が合わなかった」、「求人票と実際の条件が違った」、「ハラスメントがあった」と続いている。
1位の「人間関係が悪い」のは具体例としては「直属の上司に恵まれなかったため」「指導してくれる人と合わなかった」という孤独やストレスを感じるという声が挙がっているほか、「わからないことがあっても質問しにくい」「仕事を手伝ってほしいときに頼めない」など、業務にも支障が出てしまったという声も多く寄せられた。
2位の「仕事内容が合わなかった」に関しては、「最も行きたくない部署に配属されたため」「事務希望で入社したがテレアポの担当になり、どうしてもできないと思って辞めた」など、「入社したら希望と違う部署に配属された」「実際に働きだしてみたら職種が合わなかった」などの理由で退職した人も多数いることが分かった。
4位の「ハラスメントがあった」については、「入社前に『母親の看病があるので過度な残業はできない』といったら、上司にパワハラされた」という実体験のほか、「ハラスメントを止める人がいない」「ハラスメントの通報窓口が機能していない」という職場のコンプライアンス意識の低さを感じて退職を決めた人の声も少なくなかった。
また、「退職時期」は平均5.5カ月となり、最も多かった回答は「6カ月」だった。同社はこの結果について、入社から半年経って「人間関係・労働環境の悪さが改善されたり、希望の仕事内容に変わったりする気配がない」とわかり、退職を決意するパターンも多いのではないかとの見方を示している。
加えて「入社1年以内に会社を辞めたことを後悔しているか」と聞いた質問では、「全く後悔していない」「あまり後悔していない」と答えた人が合わせて89.2%と全体の9割近くに達している。