大日本印刷(DNP)は4月13日、ゲームやメタバースなどで流通するデジタルアイテムを提供するサービス事業者向けに、デジタルアイテムと同一のリアル商品をワンストップで販売可能なEC(Electronic Commerce:電子商取引)サービスを開始することを発表した。
同サービスはKONNEKT INTERNATIONALのサービスである「KONNEKTED」を採用しており、WebサイトのUI(User Interface)をカスタマイズする機能や、注文に応じてリアルなアイテムをデジタルデータから製造するオンデマンド製造機能などを提供する。
バーチャル空間やメタバース上での経済活動の例として、アニメやマンガ、ゲームなどのIP(Intellectual Property:知的財産)を活用したデジタルアイテムの需要が高まっている。さらに、デジタルアイテムの権利を保有する生活者がその権利を活用するために、デジタルだけでなくリアルに手に取れるアイテムにも高い意欲を示すようになると、同社は見ている。
サービスの第一弾として、タカラトミーアーツが提供するアミューズメントゲーム「ワッチャプリマジ!」と連携し、マイキャラグッズショップサービスとして、ユーザーのアバターであるマイキャラと連動したカスタマイズグッズの販売を開始する。
ユーザーが店頭のゲーム筐体でプリマジプロフカード(ゲームデータのセーブカード)にプリントする「マイキャラ」の見た目を、任意のポーズやコーデで更新すると、そのデータがタカラトミーアーツの提供するWebサイト「マイキャラルーム」と連携してグッズデザインに反映され、「マイキャラ」がデザインされたグッズとして購入できるようになる。
また、DNP XR MALLのUI上で背景画像などをカスタマイズ可能で、自分だけのマイキャラグッズを購入可能とのことだ。