TISインテックグループのTISは4月13日、AWS(Amazon Web Services)に関するクラウドコンサルティングサービスを強化し、AWSへの移行の経済効果を可視化する「AWSクラウドエコノミクス評価サービス」の提供を開始することを発表した。
同サービスは、現在のインフラリソース情報を収集してAWSの財務的効果(経済価値)を数値化し、AWSへの移行を意思決定する際に必要な情報をレポートする。AWSが提供する算定ロジックに基づいてクラウドに移行した際のメリットを報告するとのことだ。
AWSの財務的価値の算出においては、TCO(Total Cost of Ownership:総保有コスト)観点でのITインフラコストに加えて、システム管理の時間削減によるスタッフ生産性の向上、耐障害性の改善による予期せぬダウンタイムの削減、開発効率の改善などによる効果を可視化する。
同サービスではAWSへの移行に関するインフラリソース以外の経済価値も示せるため、「AWSへの移行を検討しているが、意思決定を加速させるための数値根拠が欲しい」「経営層からはコスト削減が重要視されているが、クラウドリフト、システムリソースの評価だけでは思ったほどのコスト削減率が得られず、AWSへの移行の意思決定に支障が出ている」といった要望に対応できるとしている。
コスト効果算定は2カ月程度で250万円から、コスト効果算定アセスメントは2.5~3カ月で360万円からの提供。