IFSジャパンは4月13日、日本市場でのビジネス拡大に向けた事業戦略に関する説明会を実施した。同社はERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)、フィールドサービス管理、設備資産管理を単一のクラウドプラットフォームで提供する。本社はスウェーデンだ。
同社の事業は、「製造」「航空宇宙・防衛」「エネルギー・ユーティリティ・リソース」「サービス産業」「建設・エンジニアリング」「電気通信」の6業界にのみ特化してサービスを提供している点が特徴的だ。各業界に応じたERPやフィールドサービス管理などを、単一のプラットフォームで展開する。
日本法人の代表取締役社長を務める大熊裕幸氏は、ロールスロイスの航空機エンジン事業における導入事例を紹介した。同社のプラットフォームを導入することで、ロールスロイスはエンジンを部品単位で状況を管理できるようになったという。また、航空会社のフライト状況と連携することで、従来の「規定の回数のフライトを行ったら部品を交換する」といった画一的な部品交換ではなく、航空機の詳細なフライト状況に応じた部品交換に対応できるようになったとのことだ。