米Akamai Technologies(アカマイ)は4月12日、マイクロセグメンテーションの新機能「Akamai Hunt セキュリティサービス」を発表した。

  • Akamai Technologies ロゴ

    Akamai Technologies ロゴ

「Akamai Hunt セキュリティサービス」では、Akamai Guardicore Segmentationのセグメンテーション機能を、Akamaiが所有しているデータと組み合わせることで、自社環境内の脅威を排除し、仮想的に脆弱性にパッチを適用し、ITの安全性を向上させることができるという。

ほかにも、顧客の環境からのテレメトリが優先的なグローバル脅威データと相互に関連付けられるため、検知を逃れようとする脅威とリスクを見つけられるほか、大量のデータを相互に関連付けてクエリを実行し、疑わしい活動や異常な活動がないか分析する。

また、専任のセキュリティエキスパートが検知結果を調査し、誤検知によってチームが混乱しないようにするのに加え、詳細アラートによって緩和のために必要な情報を提供し、月次レポートによってエグゼクティブサマリーを提供する。さらにエキスパートが脅威への対処、脆弱性に対するパッチ適用、ITインフラの強化支援といったメリットを有する。

アカマイは同時に、「Agentless Segmentation」もリリースした。導入企業は、アタックサーフェスを縮小し、ホストベースのセキュリティソフトウェアを実行できないデバイスにもゼロトラストポリシーを適用できるという。ほかにも、継続的なデバイス検出や統合デバイスフィンガープリンティング、エンタープライズ資産の可視化、エージェントレスのゼロトラスト・セグメンテーション、ローミングデバイスの認識といった機能を有する。

アカマイのEnterprise Security担当Senior Vice President兼General Managerである Pavel Gurvich氏は、「マイクロセグメンテーションは、複雑で動的な環境においてアタックサーフェスを大幅に縮小することによって、ランサムウェアなどの攻撃を防ぐことが実証されています」と述べ、「今回発表した Akamai Guardicore Segmentation のお客様向けの新しいサービスは、従来はセキュリティを確保することが困難だったデバイスにまで保護を拡張し、きわめて巧妙に検知を逃れようとする脅威を排除するために必要な可視性と分析を提供します」とコメントしている。