KUIXは4月11日、101名以上の企業に勤める会社員を対象に実施した「Excelで行っているデータ管理業務の実体について調査」の結果を発表した。回答者数は1,287名。
煩雑になりがちな「複数のExcel」をまとめるデータ管理業務をしていると回答したExcel利用者は65.2%に上った。具体的に、複数のExcelをまとめる業務としては、予算管理や案件管理、タスク管理、顧客管理が上位を占めている。
「Excelでのデータ管理で困っていること」として最も多かった回答は「複数人による同時編集ができない」ことだった。そのほか、「管理の属人化」「最新版が分からない」「大容量データ処理ができない」などが挙げられている。
また、回答者のおよそ70%がExcelでのデータ管理に限界、デメリットを感じており、この結果から大多数の企業でExcelのデータ管理による非効率な業務が発生していることがうかがえる結果となった。
24%が「脱Excelをした業務がある」と回答し、一部の企業は脱Excelを試みているものの、過半数の企業は煩雑なExcel業務を「継続している」「継続する予定」であることがわかった。
「脱Excelできない理由」として最も多かったのは「Excelの利便性を手放したくない」だった。業務自体は煩雑なものの、Excelの利便性に代わるものもない、ということが判明した。加えて、「Excelデータが整理できない」「何に置き換えるべきか分からない」「マクロや関数の移行ができない」という声も多く挙げられている。