三井住友銀行(SMBCグループ)と三井住友カードは4月7日、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visaグループ)の協力の下で、三井住友カードの法人カードと三井住友銀行の「Sustana(サスタナ)」によるCO2排出量算定サービスを2023年4月に提供開始すると発表した。

  • サービスのイメージ

新サービスは、三井住友カードが発行する法人カードの決済データを基に、企業のCO2排出量を算定し、三井住友銀行が提供しているCO2排出量算定・削減支援クラウド・サービスであるSustanaとデータ連携するもの。法人カードの決済データに基づくCO2排出量の算定には、Visaグループが提供するCO2算定ソリューションを使用する。

具体的には、コーポレートカード、エクスプレスコーポレートカード、パーチェシングカードで決済したデータからCO2排出量を自動的に算定し、Sustanaとデータ連携する。例えば、法人カードによる決済が多いという、従業員の通勤や出張に伴う交通費や宿泊費の決済データからCO2排出量を算定し、Sustanaとデータ連携できる。

これにより、Sustana利用企業は、CO2 を含む温室効果ガス(GHG)の排出量を算定・削減する対象範囲であるScope(スコープ)のうち、算定の難易度が高いというサプライチェーンも含めた排出を示すScope3に関して、一部カテゴリにおけるCO2排出量の算定を効率化できるとしている。