Ruby on Railsを用いた開発やテレマティクスサービスを展開するe-Grid(イーグリッド)は5日、プログラミング言語「Ruby」を開発したまつもとゆきひろ氏を同社の技術顧問に迎い入れ、プロジェクトへの先端技術の取り込みやエンジニアの高度化を図ることを発表した。
島根県に本社を構える同社は、Ruby on RailsやPHP、Javaなど多様な言語やフレームワークを用いるプロジェクトチームを編成し首都圏のプロジェクトを進めるニアショア開発やWebシステム開発、カーテレマティクス(車両位置情報)や製品管理システムなどのソフトウェア開発を行う企業。スマートフォンで現地撮影した写真と位置情報をセットで送信・管理できる「GRLoco」、島根大学医学部と共同研究で開発したオンライン薬理学実習シミュレーター「Pharmaco-PICOS」など自社プロダクトも数多く開発しており、Rubyアソシエーション(一般財団法人Rubyアソシエーション)認定のシステムインテグレータ/教育機関にも認定されている。
まつもとゆきひろ氏は、「これまで色々な企業の技術顧問をしてきましたが、島根県の企業での技術顧問就任は初めてです。距離的にも心理的にも、より近い関係を構築して、e-Gridさんの優秀なエンジニアさんたちの学習意欲に応えることができればいいなと思っています。Rubyを通じた技術力の強化や開発における生産性の向上によって、e-Gridさんの島根県での、延いては、日本でのプレゼンス向上とともに、より良い世界を実現するためのお手伝いができればと考えています」とのコメントを発している。