米デル・テクノロジーズは3月15日、企業に対する脅威からの保護や攻撃への対応、および、デバイスやシステムやクラウド保護のための新しいセキュリティサービスとソリューションを発表した。
「Managed Detection and Response(MDR)Pro Plus」は、脅威の防止や対応、回復を支援するフルマネージドセキュリティオペレーションソリューションだ。エンドポイントだけでなく、インフラストラクチャー、ソフトウェア、ハードウェア、クラウドを、24時間365日体制で保護し、パッチ適用の優先順位を決定する。
ハッカーと同様の手法で侵入テストを実施し、企業の環境に侵入可能な脆弱な経路を見つけ、疑わしい可能性のあるアクティビティにフラグを立てるなど、セキュリティ態勢の改善を推奨する。また、サイバーセキュリティのトレーニングなども提供する。
「Dell SafeGuard and Response with CrowdStrike」は、「SafeGuard and Response」のポートフォリオに「CrowdStrike Falcon」を組み込んだソリューション。企業はエンドポイントやクラウドワークロード、ID、データといった企業リスクの重要な領域を保護するために、拡張防御サービスにアクセスできるようになる。
「Secured Component Verification on Cloud」は、同社が提供する法人向けPCの製品改ざんリスクを低減するという。工場内の主要なPCコンポーネントを記録したデジタル証明書を生成してクラウド環境に保存することで、納品後にIT部門が対応する証明書と照合してPCのレビューを行い、コンポーネントの完全性を確認できる。
IT部門はローカルで各デバイスを確認するのではなく、PC全体を単一のビューで確認できるようになるため、時間を節約しながらセキュリティ強化が見込めるとのことだ。
なお、各サービスとも日本国内での提供時期については調整中だとしている。