「AIりんな」などを手掛けるrinnaとdottは4月5日、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を活用したシステム開発教育プログラム「rinna AI STUDIO」の提供を開始することを発表した。

このプログラムは楽しみながらAIを使ったシステム開発を学ぶことを目的として、rinnaの生成技術のAPI(Application Programming Interface)を使用した授業パッケージを、教材や講師派遣なども含めて提供する。AIの活用法やAIを使ったシステム開発に関する学習をサポートし、学生をはじめエンジニアを有する教育機関や企業、団体を支援するとしている。

  • 「rinna AI STUDIO」の提供を開始する

    「rinna AI STUDIO」の提供を開始する

同プログラムでは計6種類のAPIを提供し、すでにプログラミングの授業を実施しているユーザーがrinnaの技術を授業に組み込みたい場合には、プログラムに申し込むことでAPIの利用を開始できる。rinna APIのみを利用する場合、1ユーザーあたり月額1万円(税別)。最低契約数は10ユーザーからで、20ユーザー以上の場合は月額8000円(税別)。

  • 提供するAPI

    提供するAPI

rinna APIを活用した授業のための教材では、サンプルコードとその説明を中心に実践的な開発を行うための内容を提供する。教材の内容は要望に応じてカスタムメイドにも対応するという。rinna APIと教材を利用する場合は、1教材当たり40万円(税別)に加えてAPIの利用料が発生する。

その他、講師を派遣して、rinna APIを利用したシステム開発の授業や、プログラミングの基礎を学ぶ授業なども提供する。rinna APIを利用した授業は80万円(税別)からで、実施する授業の内容や回数などによって変動する。