NTTデータ関西は4月5日、GIGAスクール端末を利用して悩みを気軽に相談できる「こども相談チャットアプリ『ぽーち』」を提供開始すると発表した。

同アプリでは、子どもが内面に抱えている悩みや問題を匿名で気軽にチャット形式で相談できる。子どもがアプリを通じて悩みを相談すると、各自治体の実情にあわせて自治体職員やスクールカウンセラー、外部機関等の必要な関係者にのみ共有され、一人ではなく組織やチームで対応する仕組みとなっている。

小学校低学年からでも利用できることを目標としているため、イラストを用いたアイコンで相談内容をジャンル別に選択できる機能を備えている。

そのため、相談を文章化することが難しい年齢層の子どもでも相談内容を伝えやすくなっている。

加えて、子どもの悩みを確実にキャッチして対応できるよう、届いた相談の見落としや対応漏れを防ぐ機能、自発的に相談することが苦手な子どもに向けて「気分・体調のアンケート」の結果から自動で声かけを行って相談につなげる機能も備えている。

  • こども相談チャットアプリ「ぽーち」の仕組み

今年4月から、大阪府枚方市において、「ぽーち」の導入が決まっている。