Business Wireは4月3日(現地時間)、「Western Digital Provides Information on Network Security Incident」において、Western Digitalのネットワークが不正アクセスを伴うセキュリティインシデントに見舞われ、影響を受けたシステムやサービスをオフラインにするなどの対策が実施されていると伝えた。
Western Digitalはインシデントの影響を受けた具体的なサービス名は明らかにしていないが、4月4日現在、同社が運営するMy Cloudなどの一部のクラウドサービスが停止している。
Western Digitalによれば、インシデントは3月26日に発見され、第三者が同社の多数のシステムにアクセスできるようになったことを特定したという。インシデントの発見後、同社は外部の専門家の協力の下で調査を開始し、システムやサービスをオフラインにするなどの対処を行った。
調査はまだ初期段階だが、この不正アクセスによって第三者がシステムから何らかの情報を取得した可能性があるとして、そのデータの性質と範囲の特定に努めていると説明している。必要に応じて追加の措置を講じるとのことだ。
このインシデントに対する処置として、具体的にどのサービスが影響を受けたのかは発表されていない。Western Digitalが運営するクラウドサービス「My Cloud」のステータスページでは、4月2日よりMy Cloud、My Cloud Home、My Cloud Home Duo、My Cloud OS5、SanDisk ibi、SanDisk Ixpand Wireless Chargerが停止していることがアナウンスされている。
Western Digitalは引き続きこのセキュリティインシデントの修復に注力し、適宜アップデートを提供するとのことだ。