デザインとソフトウェアを融合したアプリケーション開発を行うフェンリルは4月3日、CMS(Contents Management System)のコンテンツ表示機能とコンテンツ作成機能を分離し、主にコンテンツ作成と管理に特化した新しいタイプの"ヘッドレスCMS"「NILTO(ニルト)」のβ版をリリースした。

「NILTO」は、コンテンツの作成・編集・管理機能に特化し、Webページを表示するビュー機能を従来のCMS機能から分離しAPIを活用して表示させることで、Webサイトやアプリ、デジタルサイネージなど様々なメディアに柔軟に配信対応するヘッドレスタイプのCMS。

  • 「NILTO」の「フレキシブルテキスト」機能(同社資料より)

    「NILTO」の「フレキシブルテキスト」機能(同社資料より)

特化したコンテンツの編集・管理機能は、より快適にテキスト編集できる「フレキシブルテキスト」機能を採用。従来の文字のフォント・大きさ・色・太字・斜体などの特定の装飾指定ができる"リッチテキスト"に対して、コンテンツ作成に必要な書式情報のみを配置し、独自スタイルの定義できる機能などを提供。操作性に加え、ビジュアル書式の統一など迷うことなくデザイナーの意図するイメージに沿ってコンテンツを作成できる。

  • 「NILTO」の「モデル」による共通化機能(同社資料よ

    「NILTO」の「モデル」による共通化機能(同社資料より)

また、頻繁に利用するテキスト、画像、日時、フレキシブルテキストなどの入力フィールドをまとめたコンポーネント「ブロック」を組み合わせて、コンテンツ作成する機能も搭載。モデルとしてテンプレートに組み込んだり、あらかじめ指定したブロックの中から任意の組み合わせを指定できる「組み合わせフィールド」などを活用し効率的にコンテンツを作成できる。現在、Webサイトより、一部機能が試用できるβ版が無償公開されている。