フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は3月31日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|マイナポイント事務局をかたるフィッシング (2023/03/31)」において、マイナポイント事務局を偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。

メールの件名としては、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。

  • 【 マイナンバーカード】マイナポイント第2弾で獲得した20,000円ポイントはまもなく失効します

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

  • https://mynumbercard.point.soumu.jo.●●●●.cn/

報告されている詳細内容は次のとおり。

  • マイナンバーカードキャンペーンでポイントを獲得したがまもなく無効になるといった内容のメールが送られてくる。無効にならないようにするには申請が必要であるとし、リンクのクリックを促している。リンク先はフィッシング詐欺サイトになっており、個人情報の窃取やクレジットカード情報の窃取が行われる
  • 2023年3月31日の時点で、フィッシングサイトは稼働している
  • フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|マイナポイント事務局をかたるフィッシング (2023/03/31)

    フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|マイナポイント事務局をかたるフィッシング (2023/03/31)

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。

フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告してほしいと呼びかけている(参考「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告」)。