NECは3月31日、創薬事業の新たな子会社としてNEC Bioをオランダのヒルバーサムに設立したと発表した。
NECは、ヘルスケア・ライフサイエンス事業強化の一環として、2019年に個別化治療の開発を推進するため、ノルウェーのバイオテクノロジー企業OncoImmunityを買収した(現在の社名はNEC OncoImmunity)。
今回のNEC Bioの設立により、欧州の創薬子会社の組織体制が再編される。具体的には、NEC OncoImmunityがNEC Bioの子会社になり、さらに同社の新たな子会社としてNEC Bio Therapeuticsをドイツのマンハイムに設立した。
今後NEC Bioは、AI創薬事業全体の最適化に注力し、NEC OncoImmunityは医薬品の研究にAIを活用するための最先端の研究開発を継続する。NEC Bio Therapeuticsは、新薬パイプラインにおいて臨床開発と臨床戦略をリードしていくという。