レバテックが運営するレバテックルーキーは3月30日、24年度卒業予定のエンジニア志望大学生・大学院生156名を対象に実施した就職活動に関する動向調査の結果を発表した。

24年度卒業予定のエンジニア志望学生のうち、2023年2月時点で就職先が決まっている学生は全体の8.3%だった。全体の9割以上は就職先が決まっておらず、ほとんどの学生が就職活動中であることが分かる。

新卒採用は年々早期化しているにもかかわらず、現在もほとんどの学生が就職活動中であることから、同社は今年も就職活動の長期化が予想されるとしている。

またエンジニア志望学生が企業選びで重視する軸は「給与」が57.7%で最も多く、ついで「福利厚生」(40.4%)、「職場の雰囲気」(35.9%)となった。

  • エンジニア志望学生が企業選びで重視する軸 引用:レバテックルーキー

社会人エンジニアを対象にした調査によると、転職理由の1位は「収入アップのため」(42.4%)となっており、転職先に求めることで最も多かったのは、「給与や待遇の向上」(64.7%)だったことを踏まえ、同社は、新卒中途問わず、エンジニアの企業選びにおいては、年収面や待遇面が特に重要なポイントであるのではないかとの見方を示している。

就職活動を始める際に困ったこととして、最も多かったのは「自分にマッチする企業の見分け方が分からない」(50.6%)だった。次いで、「面接に通過するためのコツや方法が分からない」(36.5%)、「企業探しが難しい、探し方が分からない」(34.6%)となっている。

  • 就職活動を始める際に困ったこと 引用:レバテックルーキー