ライフネット生命保険は3月29日、JMDCが保有する匿名加工された医療データと、マイナポータル上の項目を疑似的に再現したデータを活用して、引受リスクを予測可能なAI(Artificial Intelligence:人工知能)の開発に関する実証実験を開始することを発表した。
JMDCは匿名の健康診断情報をはじめ過去の医療データを保有しており、そこから仮想的にマイナポータルの医療保険情報に相当するデータを抽出できるという。ライフネット生命保険は、医療データと仮想マイナポータルデータ、および、JMDCが開発を進めているAIシステムを活用して引受査定業務の効率化を図る。
両社は今回の実証実験の後、将来的には実際のマイナポータルとの連携も目指す。顧客の保険契約時の手続きの利便性を向上するとともに、ライフネット生命保険の引受査定業務の効率化にもつなげるとしている。