ソフトウェア開発のプロセスを自動化する開発プラットフォーム「Jitera」を提供するJiteraは3月30日、20~50代のエンジニア529名を対象に実施した「ChatGPTに関する調査」の調査結果を発表した。

同調査結果によると、業務でのChatGPT活用は1割程度にとどまり、ほとんどの企業で活用されていないことが分かった。

  • 業務でのChatGPT活用は1割程度にとどまる 出典:Jitera

    業務でのChatGPT活用は1割程度にとどまる 出典:Jitera

また、約9割の企業がChatGPT活用についてのルールが定まっていないことも判明。ChatGPTの活用ルールがある企業のうち、25.5%が全面禁止、36.4%が一部禁止されていることが分かった。具体的なルールとしては、「業務では使用しない」、「個人情報、業務ナレッジなどの重要情報は入力禁止」といったものが挙げられている。

  • 業務で利用したことがある人の割合 出典:Jitera

    業務で利用したことがある人の割合 出典:Jitera

ChatGPTを利用したことがある人に、業務で利用したことがあるか聞いたところ、「ある」と「ない」が約半数ずつに分かれる結果となった。

  • 業務におけるChatGPTの利用経験と今後の利用動向 出典:Jitera

    業務におけるChatGPTの利用経験と今後の利用動向 出典:Jitera

次に、ChatGPTをどのような用途で活用したか聞くと、「情報収集」が81.3%で最も多く、次いで「コーディング」が53.3%、「資料・文章の作成」が44.0%と続いた。

また今後、ChatGPTをどのような用途で活用したいかについては、「情報収集」が57.1% で最も多く、次いで「資料・文章の作成」が35.9%、「データの分析」が31.9%と続いた